ヤなところ

先日仕事の調べ物があり、市役所に出かけました。以前は「役所を回ること」が全てのような仕事をしていたので、久しぶりの役所にちょっと懐かしさを感じてしまいました。
私は役所の雰囲気というのがどうにも苦手で、何回行ってもそれは変わりませんでした。役所で働くくらいなら仕事しないほうがマシ、と思えるくらい嫌なのです。
役所で働いている方には申し訳ないですが、といつも公務員の友人に冗談ぽく話しています。

私が行くところが多少特殊なのかもしれません。建築関係の仕事をしていたので、土木課や建築課によく行っていたのです。そこはまさに男の世界という感じでした。
とにかく人の対応が悪い。無愛想は当たり前、女性だと思ってバカにしたものの言い方。何回喧嘩をしたかわかりません。それでも私よりいいお給料をもらっているのです。
窓際で座りながらコーヒーを飲んでぼけーっとしている人もいました。みんながこうだとは思いたくないですけどね。

よく行っていた役所の建築課は天井が低く暗くて、汚い感じでした。何回も行っているので顔なじみもできましたが、なじむまで半年以上はかかりましたね。
そこに行くのが嫌で嫌で、他の仕事ならなんでもするから役所回りをやめたい、上申したこともありました。すると、ほとんどの女性が同じことを言ってくるそうです。
上司が「君もか~」と言っていたのを思い出します。もはや伝統的に、そこの役所の建築課は「ヤなところ」だったのです。

行ったことのある人ならわかると思いますが、閉塞感が尋常ではないのです。よく「お役所体質」なんていいますが、こんな所で働いていたら風通しも悪くなるなと思います。
言いたいことを言って、俺が私が役所の悪い風習や習慣を変えてやろう!というやる気。そういう熱意とか情熱とか、一切通用しないような雰囲気が建物全体を覆っています。
みんなどこか「まあ仕事だし」「お給料もらえるから仕方なく」という思いが顔に出ています。

せっかく働くんだから楽しく働けばいいのに、と思います。そのための変化も受け止めればいいのに、と。でもそういうことが苦手な人が、公務員になるのかもしれません。
公務員の友人はとてもいい人で私は大好きですが、本人曰く「仕事している時の自分は嫌い」なんだそうです。とても特殊な世界だと思ってくれていい、と言っていました。
私にとってはヤなところですが、ないと困るところでもある。なんともヤな存在です。

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