秋の観光

夫と付き合い始めたころ、忙しい仕事の合間を縫って休みを合わせて観光に行きました。場所は京都。お寺を回る計画を自分たちで練って、名所を見ていくデートでした。
付き合い始めですからまあお互い、もじもじなわけです。いい歳した男女が照れながらルンルンで歩いているわけですから、傍目から見たら多少は痛かったことでしょう。
まあそれも最初のうちだけですから、今となってはよき思い出であります。

いくつか回ったのですが、私が一番印象に残っているのが東福寺というお寺です。臨済宗のお寺なのですが、秋は紅葉の景観がとても素晴らしく名所になっています。
紅葉の季節の京都、しかも週末ともなるとどこも一杯の人です。動くだけで大変、というところもあります。嵐山や清水寺などはたくさんの人でゆっくりできません。
東福寺も有名なのですが、その2箇所に比べると人手はまだマシと聞いていました。

行ってみると確かに普段よりも多いなあという程度。見所のスポットはたくさんの人でしたが、それ以外はスムースに見て回ることができてとても楽しめましたね。
お寺の境内を回ることができるのですが、昔の人も同じ場所から同じように紅葉を見ていたのかと思うと不思議な気持ちになります。こういう気持ちって普通ですよね。
でも男性は特に「どうでもいい」と言う人が結構いるものなのです。今度お付き合いする人はそうじゃなきゃいいなあと思っていました。

夫にその話をすると「俺は感情が豊かすぎて前の彼女に振られた」と言っていました。笑うしかありません(笑)そんな男の人もいるんだなあと感心してしまいました。
私は人に共感を求めることはあまりありません。女性同士が好むような愚痴ばかりの会話も好きではありません。でも、ちょっとしたポイントは共有したいと思うのです。
それさえ合っていれば大丈夫、と思いたいのもあるんですね。

そこは大丈夫そうだな、と紅葉を見ながら横でニコニコしている人を見て思いました。数少ないデートでしたが、なんとなくそのニコニコした顔が印象に残っています。
私が1人で来ていたら、きっとせつなさで苦しくなってしまうだろうという景観の中で笑っている夫。お互い支えるということがこの人となら出来そうだと思いました。
なんだかのろけになってしまいましたが(汗)

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